本を読むというのは、ただやみくもに頭の中に知識のバベルの塔を構築することではなく、(中略)、まず自説を立てて、それを強化し補強するために読書をして、自分の頭で考えることが肝要
という一文に、この本の髄が詰まっています。
読書を通じて、生きた血肉として教養を身に着けることが大事。いわんや、自分の行動を仮説・検証するための道具として利用する。これこそが読書の本質だと知ることができました。
リーダー如何というだけでなく、本を読むすべての人に目を通してほしい一冊です。
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本書の構成としては、なぜ著者が読書をするに至ったのかの時代背景に始まり、読書の意義、人類の歴史に残る本が描かれた時代の大まかな流れ、最後に、人類の歴史に残る本200冊のアブスト紹介となっております。
どれもこれも、世界の仕組みを理解するために重要な要素が詰まっているので、読んでいてわくわくさせられます。