まどろみバーメイド(1)

本作は、屋台でバーを営む女性バーテンダーと、彼女を取り巻くバーメイドたちの物語。

お酒の由来と、それにまつわるストーリーを構成していく流れは、

 

何かしらの悩みごとを抱えた人に

主人公が最高の一杯を提供

そのお酒を飲んで 成長

と、王道中の王道。

王道すぎる書籍は個人的に好きく無いのですが......

本作のよいところはバーメイドにフォーカスしたところ。

細部にわたる動作の細やかさや、柔らかさが上手く表現されており、なんだかなぁ、いきいきした女性を描いている作品というのは、それだけで価値とがあるというか、とりわけ、内面的な表現にまろみを帯びさせるには、女性の存在が欠かせないという学び。

一杯のお酒で救われるものがあるというのは、希望がありますね。

カテゴリー

書籍情報