ハーモニー新版

前作の『虐殺器官』とは正反対の思いやりに溢れた優しい世界、そして、そこで落ちこぼれた女の子たち。

社会と自己の同一、規範への反逆、選択適応の先に至る言葉。

復讐劇、愛憎劇。

「フィクションには、本には、言葉には、人を殺すことのできる力が宿っているんだよ、すごいと思わない」

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<dictionary>

<item:name, from:Cambridge Dictionary>harmony UK  /ˈhɑː.mə.ni/ US  /ˈhɑːr.mə.ni/</item>

[C or U]a pleasant musical sound made by different notes being played or sung at the same time:

[U]a situation in which people are peaceful and agree with each other, or when things seem right or suitable together:

</dictionary>

ハーモニー、またの名を、和声、調和、一致。

その意味が示すところに潜むのは、

<list:item>

    <i: number>希望か

    <i: number>絶望か

</list>

<fear>

この本を紙で読めることに戦慄。

</fear>

<quote>

「ここから出て行くには、やっぱり、それしかないのかな」

</quote>



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作者: 伊藤計劃
早川書房

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