タグ: 読書
"読書"タグのついた投稿一覧です。
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【読書ログ】一九八四年新訳版【2+2=5の世界をなしとげるか、それとも、おしつぶされるか】
に公開過去においても、未来においても、殉教者をいかに歴史の流れから取り去るかは、支配と権力闘争にとっての喫緊のテーマであり、そして、その解答が本書を通して明確に記載されているので必見。
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【読書ログ】アンドロイドは電気羊の夢を見るか?【アンドロイドと人間の相剋によって描き出されるディック的社会思想】
に公開この本はマジでやばい。いまから半世紀も前に、第三次大戦——現代社会でいうところのコロナ拡大——に端を発する人口減少、そして、閉鎖社会から誘発される内面的疎外感の世界を克明に描いている。
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【読書ログ】ディファレンス・エンジン(上)【蒸気機関が情報化社会を司るとき、自然界は調和のとれた世界へと帰結するか】
に公開本作に存在するのは、不健康なほど自然の乱流を欠いた社会──急速な技術革新の裏でなおざりにされた──のリアルだ。
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【読書ログ】モナリザ・オーヴァドライヴ (ハヤカワ文庫SF)【知性を獲得したAIは、電脳世界に福音をもたらすのか】
に公開AIが必要以上に知能を得て人間の管理するところから逸脱したとき、電脳世界はどのように形作られるのか。この問いかけこそ、本シリーズを紐解く上で重要な要素となっている。
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【読書ログ】テックジャイアントと地政学【DX化の事例をまとめ、現代の時流が抱える課題にメスを入れる】
に公開テクノロジーに対する正しい知識とその利用方法をアップデートし続けるためにも、海外の動向に目を向け、流行り言葉に惑わされないことは大切だ。
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【読書ログ】カウント・ゼロ【新たなステージへと「ジャンプ」するための芸術】
に公開サイバーパンクは国家という概念を希釈した。
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【読書ログ】ニュースの“なぜ?”は地政学に学べ【地政学から見渡す世界情勢の「今」と「未来」】
に公開現在の日本において、地政学という単語に耳馴染みがない人は多いだろう。
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【読書ログ】クローム襲撃 (ハヤカワ文庫SF)【現実的科学小説】
に公開ギブソンの思弁に秘められた未来は、あまりにも巨大で仄暗い。ただ、まばたきをせずに目を見開いてみると、それほど悪くはないのかもしれない。
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【読書ログ】ニューロマンサー【サイバーパンクは心の故郷】
に公開閉塞感に満ちた暗闇を照らす、蠱惑的なホログラムの彩り。うっくつとした内面を発散させる情欲と暴力。AI vs not AI。これらの諸要素を電脳空間というアイコンに落とし込んだ——サイバーパンクの黄金時代を築いた——本作は、「攻殻機動隊」や「マトリックス」といった作品群に多大な影響を与えた。
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【読書ログ】時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん(1)【自分の弱さと向き合う物語】
に公開本作は、虚勢を張ることで気高く振る舞おうとするヒロイン:アリサ・ミハイロヴナ・九条(以下、アリサと呼称)と、そんな彼女とは正反対に、無気力やれやれ系主人公:久世政近(以下、政近も呼称)の2人を中心に進行する物語です。『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョンや、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の八幡しかり、このようなやれやれ系主人公たちは、ここぞというときに遺憾無く力を発揮するものですが、本作もその例に漏れず、アリサの出くわす困難に対して最適解を繰り出します。
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【読書ログ】新約聖書 福音書 2023年4月【読み手ごとの「イエス」を発見する】
に公開キリスト教の聖典である『新約聖書』には、「マタイによる福音書」「マルコによる福音書」「ルカによる福音書」「ヨハネによる福音書」と、四つの文章が存在します。これらはひとつにまとまり「福音書」としてイエスの生涯について記しています。それぞれイエスがどのように生き、何を語ったのか、あるいは語らずに体現したのかを描いていますが、本書はこの福音書を通して、イエスという人間の軌跡をトレースすることを目的としています。
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【読書ログ】RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる【知識や経験の幅で暮らしを豊かに】
に公開「知識や経験の幅を広げる」ことこそが、複雑化する世界をうまく渡り歩くために重要であると示した一冊。著者は科学ジャーナリストのデイビッド・エプスタイン。
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【読書ログ】天才読書 世界一の富を築いたマスク、ベゾス、ゲイツが選ぶ100冊【天才起業家の知的好奇心が爆発する100冊】
に公開世界的起業家イーロン・マスク、ジェフ・ベゾス、ビル・ゲイツが推す100冊を、知的好奇心とエピソードでまとめた一冊。「読むべき本」の本質がここにある。
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【読書ログ】霊と金【スピリチュアル・ビジネスとの向き合い方】
に公開スピリチュアル・ビジネスの実例と現代的問題、社会への教訓を含めて柔軟な思考の大切さを説く一冊。
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【読書ログ】2001年宇宙の旅決定版【科学技術の発展に伴う精神の在り方について】
に公開科学技術の進歩と精神性という大テーマを描く、時代を超えて色褪せない不朽の名作。名作たる理由と時代背景、タイトル訳の意図にも迫る。
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【読書ログ】鋼鉄都市【SF小説は、未来を見通す思考力を与えてくれる】
に公開半世紀以上前の名作が、現代のAI・シンギュラリティ社会への思考力を与える一冊。「ロボット工学三原則」からAIとの共存を考える。
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【読書ログ】東大教授がまんがと図解で教える! 最新「地政学」入門【世界情勢の「なぜ」がわかる!】
に公開地政学を図解と漫画でわかりやすく解説、グローバルな視点を育てる最適な入門書
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【読書ログ】わたしたちは銀のフォークと薬を手にして【なんだかんだで、なんとかなる】
に公開恋愛の葛藤と病が交錯する島本理生の代表作。登場人物同士の対立や受け入れの物語を詩的かつ優しく描き出す一冊。
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【読書ログ】余命3000文字【なんこれ、すげぇ本】
に公開常識の枠を突き破る奇抜さとユーモア。村崎羯諦『余命3000文字』が見せる短編の世界観。
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【読書ログ】ローマの哲人 セネカの言葉【今を生き抜くための「新しい」道徳建設】
に公開セネカ語録から現代まで通じる精神の構えを学ぶ一冊。2000年を超えて響く言葉の力と、新しい翻訳で読む実感。