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ショッピングリサーチ / 脳アセンブロイド / スーパーサイヤン
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在留審査 / LLMジェイルブレイク / スパイ防止法
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ホロアース / グーグル覚醒 / 運送の遅れ for ブラックフライデー
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16歳未満のSNS禁止 / 国宝 / 男性の心身ケア
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バッグにぬい / Gemini 3
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ホテル高騰 / たまごっち / 特殊詐欺
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富士そば / AIボイス / 原発
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キス / データセンター / 不動産登記
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半導体メモリ不足 / ホロライブ / Suno
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Cloudflare障害 / カンブリア爆発 / デジタルゴースト
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焼肉のタレかけご飯 / Kimi / テレビ離れ
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Sakana AI / ブラックフライデー / オーバードーズ
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【読書ログ】円環宇宙の戦士少女【自由意志を持つAIロボット】
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子グマ / 声優 / 冷凍野菜
に公開スタバの「トリュフ スープチーノ」を飲みました。なんかクセになる味。
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涙目シール / 沖縄 / オーディブル
に公開本にコーヒーをこぼしたせいで、読む気が一気に失せてしもた。紙に水物を近づけたらあかんですな。
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インバウンド / 体罰 / 金塊
に公開『円環宇宙の戦士少女』を読了しました。愛の力ってすげえですね。
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錯視 / ホロライブ / Wikipedia
に公開もう少しで『円環宇宙の戦士少女』が読み終わる。必ず最後に愛は勝つ。
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AI / フリーランス / 生成動画
に公開にんにくの力ってすげぇ。疲れが即ふっとぶ。
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《19》COP30 / Suica上限 / ユニクロ
に公開ひっさびさにマックでモバイルオーダーしようと思ったら、ブラウザから注文できなくなってて萎え。
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《18》ゆきむら日記【妖怪川柳コン今年で終了】
に公開最近、邦訳SF小説がクソ高すぎて手軽に読みにくくなった。つらいンゴ。ミステリーも読み始めるようにしている。
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《17》ゆきむら日記【大量繁殖「キョン」】
に公開スーツケース持って電車を利用するんじゃねぇ。
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《16》ゆきむら日記【シマウシでイグ・ノーベル受賞】
に公開最近はちゃん系ラーメンにハマってます。
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《15》ゆきむら日記【富山発「ガラスのお寿司」作り体験が大ブーム】
に公開最近寒すぎて起きるのがつらいですのよ。
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《14》ゆきむら日記【人を動かすには、「フィジカルの強さ」が必要】
に公開やはり、筋肉。筋肉はすべてを解決する。
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《13》ゆきむら日記【アマゾン株が最高値更新】
に公開流行語大賞は、へーそんな言葉あるんだーという関心の場。
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《12》ゆきむら日記【「ポッドキャスト」というビジネスモデルが注目を集める理由】
に公開最近、ポッドキャストでニュースを聞き流しながら通勤するの楽しい。
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《11》ゆきむら日記【東京都「AIお見合い」で成婚94組 本格始動から1年超】
に公開お見合いをAIでも実行する時代が来るくらいには、AIの進化が半端ない。
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《10》ゆきむら日記【東横インの「47都道府県バッジ」が人気】
に公開ご当地アイテムって、その土地の雰囲気を感じられて、なんかいい。
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《9》ゆきむら日記【「渋谷ハロウィン」はもうダサい】
に公開ハロウィンシーズン到来ですね。いろんなコスプレ見れて楽しい。
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《8》ゆきむら日記【印で人工降雨実験】
に公開人の心を動かすメッセージを作るのは難しい。圧倒的に書き続けるしかないね。
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《7》ゆきむら日記【AI教習車の登場】
に公開横行するカスハラ、AIによって暴言検知できるようになるのはいいね。
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《6》ゆきむら日記【アマゾン、最大3万人削減】
に公開AIによって、社会とテクノロジーの「共進化」が進んでいる世界で過ごせることは、素晴らしい。
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《5》ゆきむら日記【ノロウイルスシーズンの到来】
に公開ノロウイルスシーズンが到来します。手洗い・消毒は忘れずに。
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《4》ゆきむら日記【スマホ世代の読書離れ】
に公開家近くの古本屋、店内レイアウトが変更になった影響で外国文学コーナーが縮小されてしまいました。海外SFを読めないのはけっこうつらい。逆に、ミステリーの棚は増えていたので、そっちのジャンルに手を出すいい機会なのかもしれません。
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《3》ゆきむら日記【大阪・京都でホテル高騰、宿泊の「穴場」は奈良】
に公開神保町ブックフェスティバルが雨天中止とのことで、悲しい。
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《2》ゆきむら日記【ナポレオン軍を襲った病特定 研究】
に公開朝の時間にポッドキャストのNHKラジオニュースを聴くのにはまっています。情報をたれながしているだけですが、なんかいいのよな。
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《1》ゆきむら日記【退職代行サービスのグレーゾーン】
に公開ブログに関するナンバリング、タイトルに日付を記入するのがしんどくなってきたので通し番号をいれることにした。仕様変更は日常だってはっきりわかんだね。てか、最近寒くなりすぎて起きるのつらいってばよ。
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「ちゃん」と呼ばれたセクハラ訴訟にみる時代の変化——2025年10月24日
に公開時代の変化とは、価値観の変化でもある。その流れを受け入れつつも、相手への敬意とともに「人と人との関係の自然さ」を保つ方法を模索することが、これからの社会に求められているのではないだろうか。
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モバイルバッテリーの性質を——2025年10月22日
に公開安全性への要求の一方で、電池は化学製品であるために全て等しい形で安全性を確保するのが非常に難しい製品だ。
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緊急避妊薬が市販薬に——2025年10月21日
に公開緊急避妊薬は性行為から72時間以内の服用で約8割の妊娠を防ぐとされており、それ以降は効果が低下するため、迅速な対応が重要である。
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システム障害によるサプライチェーンへの影響——2025年10月20日
に公開インシデント発生後の対応力が企業価値を左右する時代、被害を前提とした準備が大事。
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無償化は増税の裏返し——2025年10月19日
に公開自民、公明、日本維新の会3党が高校授業料無償化を巡り、月内の実務者合意を目指す制度案が18日、判明した。
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ベジファーストの誤解と、血糖値スパイクを抑える工夫——2025年10月18日
に公開食事も運動も、どうすれば自分が無理なく続けられるかという視点で取り入れることが重要。ベジファーストや糖質制限などの健康法は多々あるけど、極端に偏るのはNG。
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言葉は凶器にも、救いにもなる——2025年10月17日
に公開こどもの見えない不調に気づくのは難しい。
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尊厳への敬意——2025年10月16日
に公開耐え難い苦痛から逃れる。
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訪日外国人旅行者が過去最速で年間3000万人突破——2025年10月15日
に公開訪日外国人旅行者が過去最速で年間3000万人突破した。
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本を読む
に公開本を読む。
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万博は終わってからが本番——2025年10月14日
に公開万博は終わってからが本番。
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動画生成AIと著作権——2025年10月13日
に公開動画生成AIと著作権
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【読書ログ】超機動音響兵器ヴァンガード【ジャズとロックで人類滅亡にあらがう異色のロボットSF】
に更新舞台は西暦2657年、人類は植民惑星やコロニー形成によって繁栄していたが、深宇宙から突如としてあらわれた巨大人型ロボット・先兵(ヴァンガード)たちによる殺戮で、滅亡の危機に瀕していた。
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発達障害が増えているそうで——2025年8月10日
に公開注意欠如多動症(ADHD)の児童数4年間で1万4000人増――「発達障害が増えている」と言われる“本当の理由”《専門医を取材》
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AIコンパニオンの登場によって変わる生活——2025年7月17日
に公開iPhone 限定でスタートした Grok 新機能コンパニオンモードが話題。
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生成AIと著作権の行方——2025年6月13日
に公開ディズニーとユニバーサル、AI 企業を提訴 有名キャラクターを“無断使用”
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うつ病に認知症物質が関与か——2025年6月11日
に公開うつ病に認知症物質が関与か 中高年、早期診断に期待
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物価高でたこ焼きからたこがなくなってるぞ——2025年6月08日
に公開「『たこ』入っていません」 物価高騰でたこ焼きがソーセージ焼きに
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【読書ログ】宇宙墓碑 現代中国SFアンソロジー【過去から連綿と続く人類の歩みへの敬意】
に公開歴史は風化させてはならないという教訓。中国 SF から垣間見えるのは、そういう、過去から連綿と続く人類の歩みへの敬意だ。
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【読書ログ】タイタン・ノワール【絶対的権力と不死の代償、「タイタン」をめぐる闇を描くSF×ノワールの金字塔】
に公開ノワール」とは、フランス語で「黒」を意味する言葉であり、文脈によっては「闇」「陰鬱」「絶望」といった情感をはらむ概念でもある。本作は、ロマン・ノワール——いわゆる「暗黒小説」の系譜で、ハードボイルドの伝統を継承しつつ、独自の SF ヴィジョンを組み合わせた異色のミステリだ。
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【読書ログ】レッドリバー・セブン:ワン・ミッション【赤い霧がたちこめる河上で繰り広げられるディストピアSF】
に公開赤い霧が漂う船上、そこで7人の男女が目覚めた。彼らは記憶の大半を失っていたが、みなそれぞれ医療スキルや武器スキル、科学スキルなど、サバイバルに不可欠な技術だけは覚えていた。そんなおり、操舵室のディスプレイにメッセージが届く。
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【読書ログ】ロボットとわたしの不思議な旅【人生に対する焦りを感じたらこの一冊を読んで一息】
に公開本書は、アメリカSF作家ベッキー・チェンバーズのMonk & Robotシリーズのノヴェラ二作品を収録している。第一部の「緑のロボットへの賛歌」”A Prayer for the Crown-Shy“(2022)はヒューゴー賞長編小説部門を受賞、第二部の「はにかみ屋の樹冠への祈り」”A Psalm for the Wild-Built”(2021)はローカス賞の中長編部門を受賞。
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【読書ログ】男たちを知らない女【パンデミックを生きる女性たちのドキュメンタリー】
に公開本書、『男たちを知らない女』(原著:The End of Men)は、パンデミックを生きる女性たちのドキュメンタリー集だ。
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【読書ログ】システム・クラッシュ【しごでき警備ユニットはきょうも人間を守ります】
に公開2019年に邦訳されて好評を博した、『マーダーボット・ダイアリー』の続編は邦訳4作品目。時系列は邦訳2作目の『ネットワーク・エフェクト』の続き。
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【読書ログ】がんばっていきまっしょい【まっすぐに、一直線に】
に公開本作は、愛媛県松山市の高校を舞台として、ボート部の活動に打ち込む5人の女子高生を描いた青春物語だ。
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【読書ログ】デシベル・ジョーンズの【銀河/スペース】オペラ【クセつよスペースオペラ】
に公開本書はアメリカ人作家のキャサリン・M・ヴァレンテによって2018年に発表されたSF小説だ(原著Space Opera)。
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【読書ログ】生成AIで世界はこう変わる【これ一冊で生成AIがわかる!】
に公開1956年に開催されたダートマス会議で初めてAI(Artificial Intelligence)という用語が使われてから半世紀以上が経過した現在、AIを使った技術は、冷蔵庫や電子レンジ、さらには、最先端の医療やロボットなどいたるところで活用されるようになった。
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【読書ログ】ジキルとハイド【きれいは汚い、汚いはきれい。】
に公開本書は、1866年にロバート・L・スティーヴンソンによって刊行された怪奇小説だ。
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【読書ログ】ミッキー7【クローン人間だって死ぬのはこわい】
に公開クローン技術が応用されてはや四半世紀。羊から始まったそれはさまざまな動植物にいたるまで成功例を積み重ねてきた。
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【読書ログ】世界最終戦争の夢【読めば読むほど、にじみ出るウェルズの魅力】
に公開前作の『タイム・マシン』と比べると、全体的に文学作品に近い色合いの中・短編集となっている。
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【読書ログ】タイム・マシン【原初のSFアイデアの宝庫】
に公開本書は、SFの父ことイギリスの作家H・G・ウェルズ(1866 - 1946)の中・短編集だ。
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【読書ログ】宇宙戦争【新訳決定版】【宇宙人との出会いのインパクトが強烈な一冊】
に公開箔押しアニバーサリーカバー版の装丁に惹かれて購入。濃いめの紫を基調とした箔押しデザインが最高にクール。
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【読書ログ】ソラリス【イグノラムス・イグノラビムス】
に公開ほんと怖いですよ、この本。形而上の概念が形をもっちゃってます。
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【読書ログ】異星の客【火星語がもたらす全能の目】
に公開著者は海外SF三大巨匠がうちの一人。日本において、おそらく一番人気は『夏への扉』、知名度では『宇宙の戦士』が一番だと思うけれど、世界規模で人びとに影響を与えた度合いだと本書がダントツだろう。
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【読書ログ】星、はるか遠く【時代を経ても色褪せないSFアンソロジー】
に公開海外SFの研究、評論、翻訳に加え古典的な作品の改訳も多数手掛ける翻訳家、中村融さんによる宇宙探査アンソロジー。
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【読書ログ】ファウンデーション【ポリティカル・フィクションとしてのSFの金字塔】
に公開銀背を全部読んでから、とか、千冊読んでから、といった「何冊読めばSFを語れるのか」的宗教論争はあるけれど、何冊増えようとも《ファウンデーション》シリーズは外せない。
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【読書ログ】幼年期の終り【SF沼へようこそ】
に公開未知との遭遇、ユートピア、信仰。それら単体でまるまる一冊分の本を描くことができそうなアイデアが、互いに絶妙なバランスで成立している。
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【読書ログ】マザーコード【終末世界から見える人類の希望】
に公開めちゃくちゃ濃いわ、この小説。とりわけ前半部分のバイオ技術に関する情報粒度がすこぶる高い。
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【読書ログ】スチーム・ガール【百合とスチームパンクの相性は無限大】
に公開舞台は19世紀後半のアメリカ西海岸の港町ラピッド・シティ。蒸気機関が非常に発達しており、蒸気エンジンを搭載した切開機や調理器具、また、建設や縫い物用に蒸気甲冑が存在している。
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【読書ログ】逃亡テレメトリー【警備ユニットは殺人事件捜査でも大活躍】
に公開弊機あるところに事件あり。てな具合で、今作も厄介な騒動にまきこまれた弊機こと警備ユニットは、持ち前の冷静沈着な状況分析能力と行動力を活かして大活躍する。
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【読書ログ】ネットワーク・エフェクト【コミュ障陰キャだけど実は有能な警備ユニットの活躍劇】
に公開本作は、顧客を守るためならなんだってする警備ユニットの物語だ。
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【読書ログ】時計じかけのオレンジ完全版【人間らしく生きるとは何か】
に公開自由意志を剥ぎ取られた——もっというと、機械化された——人間は、果たして人間として扱われるべきなのだろうか。
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【読書ログ】三体2 黒暗森林 上【果たして人類は三体艦隊の侵攻を食い止めることができるのか】
に公開この本は懐かしさを覚えるような古き良きSFテイストに溢れている。しかし、そこで構成されている人類社会のあり方は紛れもなく現代の延長線上にある。
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【読書ログ】流れよわが涙、と警官は言った【万人に愛されるべき一冊】
に公開自分だけが忘れ去られた世界で、自分を証明するには一体どうすればいいのだろうか。
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【読書ログ】虎よ、虎よ!【復讐にとりつかれたものの行き先は、希望か、絶望か】
に公開これはすんごいSF。物語に散りばめられた無数の小さなアイデアは混沌とした様相を呈しながらも一つにまとまり、鋭く小気味の良い文体は序盤から終盤に至るまでいっさいの隙がない。
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【読書ログ】スキズマトリックス【知識こそパワーな放浪物語】
に公開丸善ジュンク堂書店限定版を見かけて購入。
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【読書ログ】ネクサス 上【ポストヒューマンはよりよい世界を導けるのか】
に公開ディストピアものとして著名な、『すばらしい新世界』『一九八四年』『華氏451度』のときもそうだったけど、技術しかり権力しかり一極集中させるとろくなことにならんですな。
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【読書ログ】われはロボット決定版【AIロボット物語の金字塔】
に公開SFの題材として頻繁に取り上げられ、いまや現実世界においても日に日に存在感を増しているロボット。
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【読書ログ】クララとお日さま【AIロボットの視点を通じた人間の構造解析】
に公開AIロボット×カズオ・イシグロ。死×シニリズムへの抵抗。感情を持つほどに高度な知性を持つロボット、その動きから人間を人間たらしめている要素をリバース・エンジニアリングよろしく解析できるおもしろさ。
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【読書ログ】あなたの人生の物語【SFのすご味が詰まった一冊】
に公開語り手である"わたし"が、まだ生まれていない娘である"あなた"の人生を緻密に語るシーンから物語は始まる。なんと不思議な切り口。
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【読書ログ】渚にて【核戦争によって人類の終焉が約束された世界で守られるべき個人の尊厳とは】
に公開緩慢な死へのカウントダウンを前にして人類はどう生きるのか。それらの姿を見渡すことで浮き彫りになる個人の尊厳は、未だ終わることを知らない核への恐怖を前にしてもなお屹立としている。
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【読書ログ】三体【中国SFの名を世界に轟かせたのは、壮大なスケールで描かれる人類の存続をかけた戦い】
に公開アジア圏の作品として初のヒューゴー賞長篇部門(二〇一五年)に輝き、中国SFの名を世界的なものとした劉慈欣『三体』の三部作、その第一部がハヤカワ文庫SFより二〇二四年二月に文庫化された(第二部[黒暗森林]、第三部[死神永生]に関してはそれぞれ四月、六月と順次隔月刊行)。
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【読書ログ】息吹【当代最高のSF作家がおくる珠玉の短篇集】
に公開本書は、テッド・チャンの第一作品集『あなたの人生の物語』(原題:Stories of Your Life and Others)以来、十七年ぶりとなる作品集である。
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【読書ログ】紙の動物園【東洋の伝統を組んだマジックリアリズム】
に公開ジャンルと流行にとらわれない柔軟な発想力がなせる妙技にふれるとき、SFの深淵なる可能性を知ることができるだろう。
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【読書ログ】クラッシュ【暴力とテクノロジーが調和した「現実」から人間の本質をヒューリスティックに描き出す】
に公開生と死が融合し、終わりなき虚構が現実を支配する。共同主観的な——幾何学的デザインの美しさ——がテクノロジーを介して人々に受け入られる様は、かつて、文字や貨幣という形で人々の間に浸透していった虚構と、同等かそれ以上のパワーを内包して広がりを見せる。
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【読書ログ】マーダーボット・ダイアリー 上【自己嫌悪なアンドロイドは、人間の夢を見るか?】
に公開本作、『マーダーボット・ダイアリー』は、マーサ・ウェルズによってTor社より刊行された中長編作品である、システムの危殆(All Systems Red, 2017)、人工的なあり方(Artificial Condition, 2018)、暴走プロトコル(Rogue Protocol, 2018)、出口戦略の無謀(Exit Strategy, 2018)が、この通りの順番で上下巻にわたって収録されている。
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【読書ログ】ロボット・アップライジング【AIロボットの反乱にまつわる13の物語】
に公開本書は、この労働としてのロボットが本来のあるべき姿を逸脱して人類に反旗を翻したときの世界の様相を描いた13の話がまとめられている一冊だ。
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【読書ログ】星を継ぐもの【新版】【月面で発見された5万年前の死体を巡って、人類の起源に迫るハードSFミステリー】
に公開本作の魅力は、ミステリー、それ自体のジャンルに内包された娯楽性に加えて、問題解決へと至る過程で利用される科学技術の描写にもある。
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【読書ログ】何かが道をやってくる【新訳版】【虚構と現実が入り混じるブラッドベリ史上最高のダークファンタジー】
に公開永劫に込められた悲しさを知ると、われわれの生きる時間がどうして短くある必要があるのかがわかる。そんな一冊だ。
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【読書ログ】人類の知らない言葉【テレパシーを用いる異星種族の文化担当官殺害事件、その重要容疑者にされた通訳士が自ら捜査を始めるSFミステリー】
に公開2023年全米図書館協会RUSA賞SF部門の受賞作ではあるものの、執筆年代時点でのテクノロジー理解がベースとなっているので、SFそれ単体というジャンル区分よりSF「ミステリー」ものとしてストーリーに集中しやすい作品である。
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【読書ログ】ウは宇宙船のウ【おとなだからこそ読みたい、物を考えさせる叙情の達人ブラッドベリの珠玉の短編集】
に公開子どものような無邪気さでもって、テクノロジーというフィルターを介して見える世界の常識が再構成されていく。
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【読書ログ】円【芸術と科学の融合が織りなす「美」が詰まった中国SFの至宝・劉慈欣の短編集】
に公開総ページ数が500オーバーと割と厚めな本ではあるが、時間を忘れて読むことができる良書。
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【読書ログ】スローターハウス5【兵士を戦場に送る社会とそれがもたらす影響を理解するために】
に公開本書は、カート・ヴォネガット・ジュニアの戦時中の体験を元にした半自伝的な小説である。
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【読書ログ】猫のゆりかご【世界を終末へと変えた「アイス・ナイン」を巡るSF】
に公開本書『猫のゆりかご』は現代アメリカ文学を代表する一人である著者カート・ヴォネガット・ジュニアの代表作にして、世界を氷河へと導く力を持つ「アイス・ナイン」を巡る物語である。
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【読書ログ】輪廻の蛇【スペキュレイティブ・フィクションとしてのハインライン節が詰まった短編集】
に公開ユニークな仕掛けが詰まった短編「輪廻の蛇」。1980年には短編小説のバルログ賞にノミネートされ、2014年にはイーサン・ホーク主演の『プリデスティネーション』の原作にもなっている。
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【読書ログ】たったひとつの冴えたやりかた【未知との遭遇で浮き彫りになる人間の価値とは何か】
に公開本著は、”The Starry Rift”という原題で、1986年に発表されたジェイムズ・ティプトリー・ジュニア(以下、ティプトリーと呼称)の3つの連作短篇がまとめられた作品である。
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【読書ログ】グレイス・イヤー【16歳を迎える少女たちに訪れるのは、希望か、絶望か——それはなりたい自分になることを抑制された女性たちの楽園】
に公開最初から最後までページを繰る手が止められないほどにハマれる一冊。
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【読書ログ】ユービック【ディック的「イデア論」の再解釈】
に公開本書の重要な点は、肉体と霊魂の二元論として退行をとらえていることにある。肉体は滅びても、霊魂は新しい世界で生き返る。
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【読書ログ】聖書がわかれば世界が見える【知識ゼロでも楽しく読み進められる『聖書』の手引き書】
に公開本書は、『聖書』に何が書かれているか知ることから始まり、『聖書』がもたらした国際情勢への影響まで概観できる一冊。
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【読書ログ】宇宙の戦士【人間には宇宙へ広がる『権利』があるのかどうか】
に公開本書は、こうした、歴史、戦争、政治的なものを勉強する意義を知ることができる一冊であり、特に、学生のうちに読んでおきたいSF小説筆頭。
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【読書ログ】タイタンの妖女【人生の目的とは何であるかを考えさせられる一冊】
に公開タイタンの『妖女』の名前を冠するとおり、あやしい魅力に富んでいる本作は必見。
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【読書ログ】すばらしい新世界〔新訳版〕【社会の安定をもたらすための冴えたやり方——幸福と美徳を遺伝子レベルで植え付け、置かれた場所で咲かせるために】
に公開本書は、この「置かれた場所で咲きなさい」という系譜の上流にあたるが、特筆すべきは、置かれた場所というのが、とんでもなく温室で無菌化されているということだろう。
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【読書ログ】スノウ・クラッシュ〔新版〕 上【あなたの脳をハックする言語SF——スノウ・クラッシュは幸福な世界をもたらすのか】
に公開メタヴァースの語を産んだ傑作。
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【読書ログ】月は無慈悲な夜の女王【How to 革命——独立戦争のすすめ】
に公開本作を通じてリバタリアニズムのエッセンスを掴むことによって、わたしたちの生活がいかに政府によって束縛されているのかどうかを再考することができるのでおすすめです。
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【読書ログ】夏への扉〔新版〕【猫とタイムトラベルで描く、未来への布石】
に公開SFを読んだことのない人でも気軽に読めるジュヴナイル作品なので、是非手にとってみて欲しい。
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【読書ログ】華氏451度〔新訳版〕【Zip Zap】
に公開残念なことに、本作の結末は明るくない。本の意味を求めない限り、それは単なるガワとしての存在でしかないと言い切るし、本を読む行為は究極的に憂鬱なことでしかないといった閉鎖感が文脈に滲み出たりする。
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【読書ログ】一九八四年新訳版【2+2=5の世界をなしとげるか、それとも、おしつぶされるか】
に公開過去においても、未来においても、殉教者をいかに歴史の流れから取り去るかは、支配と権力闘争にとっての喫緊のテーマであり、そして、その解答が本書を通して明確に記載されているので必見。
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【読書ログ】アンドロイドは電気羊の夢を見るか?【アンドロイドと人間の相剋によって描き出されるディック的社会思想】
に公開この本はマジでやばい。いまから半世紀も前に、第三次大戦——現代社会でいうところのコロナ拡大——に端を発する人口減少、そして、閉鎖社会から誘発される内面的疎外感の世界を克明に描いている。
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【読書ログ】ディファレンス・エンジン(上)【蒸気機関が情報化社会を司るとき、自然界は調和のとれた世界へと帰結するか】
に公開本作に存在するのは、不健康なほど自然の乱流を欠いた社会──急速な技術革新の裏でなおざりにされた──のリアルだ。
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【読書ログ】モナリザ・オーヴァドライヴ (ハヤカワ文庫SF)【知性を獲得したAIは、電脳世界に福音をもたらすのか】
に公開AIが必要以上に知能を得て人間の管理するところから逸脱したとき、電脳世界はどのように形作られるのか。この問いかけこそ、本シリーズを紐解く上で重要な要素となっている。
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【読書ログ】テックジャイアントと地政学【DX化の事例をまとめ、現代の時流が抱える課題にメスを入れる】
に公開テクノロジーに対する正しい知識とその利用方法をアップデートし続けるためにも、海外の動向に目を向け、流行り言葉に惑わされないことは大切だ。
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【読書ログ】カウント・ゼロ【新たなステージへと「ジャンプ」するための芸術】
に公開サイバーパンクは国家という概念を希釈した。
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【読書ログ】ニュースの“なぜ?”は地政学に学べ【地政学から見渡す世界情勢の「今」と「未来」】
に公開現在の日本において、地政学という単語に耳馴染みがない人は多いだろう。
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【読書ログ】クローム襲撃 (ハヤカワ文庫SF)【現実的科学小説】
に公開ギブソンの思弁に秘められた未来は、あまりにも巨大で仄暗い。ただ、まばたきをせずに目を見開いてみると、それほど悪くはないのかもしれない。
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【読書ログ】ニューロマンサー【サイバーパンクは心の故郷】
に公開閉塞感に満ちた暗闇を照らす、蠱惑的なホログラムの彩り。うっくつとした内面を発散させる情欲と暴力。AI vs not AI。これらの諸要素を電脳空間というアイコンに落とし込んだ——サイバーパンクの黄金時代を築いた——本作は、「攻殻機動隊」や「マトリックス」といった作品群に多大な影響を与えた。
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【読書ログ】時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん(1)【自分の弱さと向き合う物語】
に公開本作は、虚勢を張ることで気高く振る舞おうとするヒロイン:アリサ・ミハイロヴナ・九条(以下、アリサと呼称)と、そんな彼女とは正反対に、無気力やれやれ系主人公:久世政近(以下、政近も呼称)の2人を中心に進行する物語です。『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョンや、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の八幡しかり、このようなやれやれ系主人公たちは、ここぞというときに遺憾無く力を発揮するものですが、本作もその例に漏れず、アリサの出くわす困難に対して最適解を繰り出します。
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【読書ログ】新約聖書 福音書 2023年4月【読み手ごとの「イエス」を発見する】
に公開キリスト教の聖典である『新約聖書』には、「マタイによる福音書」「マルコによる福音書」「ルカによる福音書」「ヨハネによる福音書」と、四つの文章が存在します。これらはひとつにまとまり「福音書」としてイエスの生涯について記しています。それぞれイエスがどのように生き、何を語ったのか、あるいは語らずに体現したのかを描いていますが、本書はこの福音書を通して、イエスという人間の軌跡をトレースすることを目的としています。
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【読書ログ】RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる【知識や経験の幅で暮らしを豊かに】
に公開「知識や経験の幅を広げる」ことこそが、複雑化する世界をうまく渡り歩くために重要であると示した一冊。著者は科学ジャーナリストのデイビッド・エプスタイン。
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【読書ログ】天才読書 世界一の富を築いたマスク、ベゾス、ゲイツが選ぶ100冊【天才起業家の知的好奇心が爆発する100冊】
に公開世界的起業家イーロン・マスク、ジェフ・ベゾス、ビル・ゲイツが推す100冊を、知的好奇心とエピソードでまとめた一冊。「読むべき本」の本質がここにある。
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【読書ログ】霊と金【スピリチュアル・ビジネスとの向き合い方】
に公開スピリチュアル・ビジネスの実例と現代的問題、社会への教訓を含めて柔軟な思考の大切さを説く一冊。
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【読書ログ】2001年宇宙の旅決定版【科学技術の発展に伴う精神の在り方について】
に公開科学技術の進歩と精神性という大テーマを描く、時代を超えて色褪せない不朽の名作。名作たる理由と時代背景、タイトル訳の意図にも迫る。
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【読書ログ】鋼鉄都市【SF小説は、未来を見通す思考力を与えてくれる】
に公開半世紀以上前の名作が、現代のAI・シンギュラリティ社会への思考力を与える一冊。「ロボット工学三原則」からAIとの共存を考える。
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【読書ログ】東大教授がまんがと図解で教える! 最新「地政学」入門【世界情勢の「なぜ」がわかる!】
に公開地政学を図解と漫画でわかりやすく解説、グローバルな視点を育てる最適な入門書
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【読書ログ】わたしたちは銀のフォークと薬を手にして【なんだかんだで、なんとかなる】
に公開恋愛の葛藤と病が交錯する島本理生の代表作。登場人物同士の対立や受け入れの物語を詩的かつ優しく描き出す一冊。
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【読書ログ】余命3000文字【なんこれ、すげぇ本】
に公開常識の枠を突き破る奇抜さとユーモア。村崎羯諦『余命3000文字』が見せる短編の世界観。
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【読書ログ】ローマの哲人 セネカの言葉【今を生き抜くための「新しい」道徳建設】
に公開セネカ語録から現代まで通じる精神の構えを学ぶ一冊。2000年を超えて響く言葉の力と、新しい翻訳で読む実感。
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【読書ログ】真夜中の底で君を待つ【運命を切り開く、言葉で、自らの手で。】
に公開言葉の力、優しい人の痛み、そして自分自身への信頼を取り戻す軌跡。汐見夏衛『真夜中の底で君を待つ』。
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【読書ログ】KAエスマ文庫 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 下巻【ただ純粋に生きる。それは命令でも、指示でもなく】
に公開手紙を通して感情を知る少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデンが綴る“生きること”の物語。優しさと弱さが織りなす感情の祝福。
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【読書ログ】KAエスマ文庫 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 上巻【想いを届ける自動手記人形】
に公開手紙を通して成長する少女。感情を知らないヴァイオレットの内面旅路を、美しい文体・心理描写で綴る。
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【読書ログ】時間の分子生物学 時計と睡眠の遺伝子【時計仕掛けの体に眠る生物の神秘に迫る】
に公開24時間サイクルの生物時計について分子生物学・最新の研究で解き明かし、睡眠の謎に迫る。
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【読書ログ】現代思想入門【ファジーな領域を楽しむ現代思想入門】
に公開他者性という曖昧な領域を軸に、現代思想を高い解像度で柔軟に読み解くための一冊。
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【読書ログ】木曜日にはココアを【一杯のココアで世界は変わる】
に公開ココアが物語に彩りを加える日常小説。青山美智子の優しく温かい連作短編集。
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【読書ログ】10分で名著【自由への隘路を照らす暖かな一冊】
に公開達人への質問力、歴史・思想の勘所が結実した「読書の道標」。大切な名著への足がかりと、学びの苦労を楽しむ一冊。
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【読書ログ】詩とは何か【根源へと至る径】
に公開詩を構成する記号の意味、世界観、そして死とエロティシズムの狭間に触れる一冊。
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【読書ログ】ヒトラーとナチ・ドイツ【「ボヘミアの上等兵」から独裁者へ】
に公開ヒトラーが首相となり独裁体制を築き、ホロコーストへ至る過程を整理。言葉の政治的武器、カリスマ性の限界、言論統制の危険性を知る一冊。
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【読書ログ】ハーモニー新版【me a meaningless world】
に公開前作『虐殺器官』とは正反対の優しい世界、規範への反逆と女の子たちの物語。「言葉には人を殺す力が宿る」世界観を描いた一冊。
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【読書ログ】人間【ありきたりな生き方に疑問を抱く人間に処方する精神安定剤】
に公開無意味な生き方も人間でい続けられるという実在性を受容する一冊。又吉直樹の苦悩と共鳴し、救われる物語。
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【読書ログ】権力の日本史【必見!権力の日本史を知るなら絶対に外せない一冊】
に公開形式的な「地位」よりも実態としての「人」に着目し、日本の権力構造を解き明かす。家柄・才能・力の変遷や院政、女性天皇など多角的に学べる歴史書。
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【読書ログ】虐殺器官新版【混沌とした世界に、身勝手な安寧を】
に公開一人称構成による「虐殺」文法と「世界精神型」の悪役、抽象的事実の錯誤を軸に、現実への問いと感受性の高さを描き切った傑作。
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【読書ログ】なめらかな世界と、その敵【SF世界の臨界点】
に公開目まぐるしく変遷する世界観、並行世界・AI・時間遡行・パラドクスに挑むSF短編集。情熱的なSF愛の根源に触れる一冊。
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【読書ログ】同潤会代官山アパートメント【壮大な家族愛の物語】
に公開代官山アパートに住んだ家族たちの年代記。単なる団欒ではなく喪失や空虚感、変化への対応も描く温かな物語。
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【読書ログ】女のいない男たち【ただ祈る姿をはたから見つめていることが、僕にとっての男たちへの追悼】
に公開女が離れた男たちへの追悼と、村上春樹の短編小説観を「まえがき」と共に描く。短編集コンセプトアルバムとしての機知を凝縮した一冊。
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【読書ログ】蝿の王〔新訳版〕【万人の万人に対する闘争】
に公開孤島に不時着した少年たちの秩序と暴力、人間の根源的な本性を描く。サイモンと蝿の王との対話、原罪を示唆する一冊。
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【読書ログ】GOSICK -ゴシックー【GothicからGOSICKを考えてみる】
に公開相反する存在同士の邂逅と成長。ゴシックと両義性、ヴィクトリカ・ゴスロリ描写・科学とオカルトの対比を読み解く一冊。
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【読書ログ】『ニューヨーク・タイムズ』のドナルド・キーン【レビューのいろはを知れた一冊】
に公開ドナルド・キーンによる27編のエッセイからレビューの心得を学べる一冊。批判・賛美のバランス、人格攻撃を避ける姿勢、意見の違いを思いやる精神を描写。
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【読書ログ】サラ金の歴史【サラ金の歴史への情報非対称性を極めて小さくできる一冊】
に公開サラ金の歴史をおよそ1世紀にわたって辿ることができる。融資対象拡大と認知バイアス問題、金融技術の濫用への警告を描いた一冊。
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【読書ログ】生物はなぜ死ぬのか【多様性の中に生きる】
に公開生物がなぜ死ななければならないのかを生物学の見地から紐解く一冊。遺伝子情報と多様性、次世代へつなぐ「生」のための「死」の価値を描く。
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【読書ログ】民主主義とは何か【新たな民主主義のあり方を考えるための夜標】
に公開「参加と責任のシステム」の民主主義にフォーカスをあてつつ、民主主義の歴史を再評価する。理論的背景と実現への道を描いた一冊。
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【読書ログ】日本人と神【神を読み解くための新しいフォーマット形成を試みた一冊】
に公開神の問題に対する学問研究の国際化と新たなフォーマット作り。比較分類とフィールドワークから日本人の神性を再考するための一冊。
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【読書ログ】生き残る作家、生き残れない作家 冲方塾・創作講座【Whyから始まる生存戦略】
に公開25年間文筆業に携わった著者による、作家として生き残り続けるためのノウハウが詰まった一冊。Why に始まり、Whyに終わる生存戦略。
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【読書ログ】文字世界で読む文明論 比較人類史七つの視点【フィードバック制御による文明移行の希求】
に公開パンデミックを背景に、行け行けドンドンの文明進化から「フィードバック」制御を伴う成熟した文明へ移行するための七つの視点を提唱する一冊。
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【読書ログ】ジェノサイド【新人類への適応】
に公開読めば読むほど引き込まれていく作品。主人公の創薬への姿勢変化と新人類への態度を描きながら、新人類への適応を問い直す一冊。
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【読書ログ】珈琲の世界史【コーヒーを取り巻く「本物の物語」を学べる一冊】
に公開カップ一杯のコーヒーの中には、芳醇なロマンに満ちた「物語」の数々が溶け込んでいます。その液体を口にするとき——意識するしないにかかわらず——私たちは「物語」も同時に味わっているのです。
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【読書ログ】「いい人」のやめ方【「いい人」をやめて心穏やかに】
に公開「いい人」を演じることは簡単です。具体的には、仕事のコンセンサスをとりたいときや、家庭内、友達同士の会話において、相手の応答を無条件に受け入れ、是認し、首を縦に振るだけで成立するからです。
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【読書ログ】論語新釈【読む時期に応じて暁りかたが変わる本】
に公開不思議なモノで、読んでいる時期に応じて暁りかたが四方に変わる本。此の本意を知るにはそれ相当の学を積まなければならない——学而第一の真髄——ことを知ることができる良書。
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【読書ログ】アイヌ神謡集【美しい言葉の数々】
に公開本書は、アイヌ民族のなかで口伝えに継承されていた神謡13篇が編まれた作りとなっています。言葉の節々から感じ取ることができる、やわらかさや、いきいきとした文体、韻の踏み方は、読むものにアイヌの息吹を吹き込む詩才に満ちあふれており、また、自然崇拝や勧善懲悪といった人としての道徳観を兼ね揃えた啓発書としての一面も覗かせています。
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【読書ログ】脳はなぜ「心」を作ったのか【心がすっと救われた一冊】
に公開脳をどのように考えるか、おそらく現代社会において一番しっくりくる見方としては、脳を**制御系**の一部として捉えることです。脳の一方に何かしらの情報が入力されると、他方で出力される。**入力と出力の調整部としての機能を持つのが脳である**。こう考えるとわかりやすいでしょう。
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【読書ログ】『論語』がわかれば日本がわかる【日本人「らしさ」の源泉に迫る】
に公開「らしさ」という言葉は、様々な用語にくっついてその意味を規定します。具体的には、自分「らしさ」、子供「らしさ」、確か「らしさ」、こういった具合に活躍することが得意なのです。しかしながら、ものの見事にもっともらしいことを簡潔に述べてくれる「らしさ」の便利さは、その実、日常的に蔓延る「らしさ」のバーゲンセールを生み出し、その実態について対して深く考える機会を容易に奪い去ることもあります。
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【読書ログ】眼球綺譚【「魂の在り方」を考えさせられた一冊】
に公開目を背けたくなるほどの狂気、胃の奥底からこみあげてくる酸っぱいものを我慢して読み進める。
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【読書ログ】同志少女よ、敵を撃て【明鏡止水へと至る径を辿れる一冊】
に公開戦争を主体とするテーマを取り扱う場合、人々の関心が戦果を上げた『英雄』へと注がれるのは想像にかたくないでしょう。いかに彼/彼女が勇猛果敢で智略縦横に戦場を駆け巡り、そして、戦果を収めることができたのか。それらの歴史からは現代にも通ずる知恵や、勇気を見出すことができるからです。
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【読書ログ】幸福論(アラン)【読み物としての哲学】
に公開軽妙な語り口から挙げられる幸福にまつわる具体例の数々は、哲学書としては異質な**読みやすい**読み物としての機能を十二分に発揮させており、小難しい論理を自身の力で紐解いていくという**哲学の王道**から大いに反しているのが本書のキモ。
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【読書ログ】ペルソナ 脳に潜む闇【わたし「らしさ」からの脱却】
に公開『ただ、もの静かにすごしたい』それは本書から滲み出てくる筆者の願い。誰にも邪魔されることなく、自由に夢想する。しかし、それが叶わぬことを知っているからこそ、苦悩し、喘ぐ。
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【読書ログ】まんがで身につく幸福論【幸福論のエッセンスが詰まった入門書】
に公開アランの『幸福論』は、ラッセルやヒルティの『幸福論』と並んで三大幸福論と称され、世界的な名著です。これを記したアランは、パリの学校で教鞭をとるかたわら、哲学者、評論家としても活躍し、20世紀前半のフランス思想に影響を与えました。
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【読書ログ】民主主義【みんしゅしゅぎから民主主義へと解像度が上がる一冊】
に公開多くの人にとって、民主主義という言葉を聞いた時にまっさきに浮かぶのは、__みんなのことは、みんなで話し合って決める。__という、文字通りの民主的側面であると思います。もちろん、それこそが民主主義という言葉に秘められた思いであるということは、想像にかたくありません。
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【読書ログ】ひとはなぜ服を着るのか【「服を着る」意味を考える】
に公開本書は、「服を着る」ということ、その意味を、・社会的な意義・個性という角度から切り込むことによって、衣服は単純に、自分の身を纏うためだけに存在しているわけではないと意識づけられる一冊となっています。
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【読書ログ】荀子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典【「荀子」の本質を知れる一冊】
に公開性悪説≠人間の根源的な悪 本書で重要なテーマ、それは、彼の説く性悪説は決して人間の根源的な悪を指摘したものではないということでしょう。
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【読書ログ】大尉の娘【情熱の行き着いた先は小説】
に公開本書はプガチョーフの乱(1773-1775年)*1を元にしたプーシキンの晩年の作品です。乱と聞くと、存在そのものに対して残虐さや悪虐さといった否定的な側面がつきまとうものですが、
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【読書ログ】貧しき人々【ドエトフスキーの原点】
に公開貧しい人々、その本質は、選り好みが激しく、わがままであるということ。その言葉が示す通り、本作の人々は、価値観の押し付けがすさまじい。
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【読書ログ】水の精(ウンディーネ)【魂の渇望を描く】
に公開水の精(ウンディーネ)。それは、人のかたちをしていながらも、人の魂をもたない伽藍堂。物語序盤においては人の気持ちが理解できない故に、自分本位の行動をとったり、興味を引いてもらうような無邪気さが演出されます。
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【読書ログ】涼宮ハルヒの憂鬱【非日常という名の日常】
に公開『涼宮ハルヒ』といえば、2003年の刊行以来、シリーズ累計2000万部を超える超ロングヒット作品だ。2006年に放送されたアニメ版も、深夜枠かつわずか11局での放映、全14話という短期間だったにもかかわらずヒットを収めている。当時のニコニコ動画ではアニメのエンディングを踊ったハルヒダンスがバズり、アニメ放送以降には企業とのコラボも相次ぎ、作中の人気キャラの名前を冠した飲料も発売された。
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【読書ログ】いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道【大和魂の本流を垣間見れる一冊】
に公開武士道を知ること、それ即ち、日本人が日本人を規定せしめる原理・原則への近接に他なりません。その断言を、苛烈なまでの暴挙を高らかに許せるほど、本書の存在はあまりにも大きかったのです。
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【読書ログ】ギルガメシュ叙事詩【人間の永遠のテーマである不死の探求】
に公開本書は、紀元前2600年ころに実在したと考えられるウルクの王:ギルガメシュの半生をつづった物語です。
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【読書ブログ】エロ/グロ/バイオレンスの境地——『妖魔王』
に公開本作は、妖魔に恋人を殺された主人公・工藤明彦が、"念法"と木刀"阿修羅"を駆使して、妖魔との戦いに身を投じる妖魔シリーズの一つです。中でも、「因幡の白兎」の物語をモチーフとした構成となっている本作は、その物語を知っている人からすると、現代に上手く適用してドラマチックに表現されていることが分かり、ひと粒で二度美味しい作りとなっています。
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【読書ログ】読書大全【読書スターターキット】
に公開本を読むというのは、ただやみくもに頭の中に知識のバベルの塔を構築することではなく、(中略)、まず自説を立てて、それを強化し補強するために読書をして、自分の頭で考えることが肝要という一文に、この本の髄が詰まっています。
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【読書ログ】「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義【「死」についての哲学入門書】
に公開死とは一体なんなのか。哲学的・唯物論的アプローチから「死」に向き合い、現代人の“死”への見かたを根本から問い直す。
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【読書ログ】言葉とは何か【言葉=視点】
に公開音訓読み、オノマトペ、日本語と英語のニュアンス差、文化圏による言葉の意味合いの違いなどを通して、「言葉とは何か」に正面から迫る一冊。
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【読書ログ】やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。【青春とは欺瞞】
に公開主人公・比企谷八幡が、癖の強い登場人物たちと織りなす、ひねくれた青春と成長を描いた物語。
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【読書ログ】ゆるキャン△(1)【読めば読むほどキャンプに行きたくなる一冊】
に公開ソロキャンプを愛するリンと、彼女とは対照的ななでしこの出会いを通して描かれる、キャンプのアンビバレンスな魅力とゆるい関係性に浸れる一冊。
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【読書ログ】万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典【生命の力強さを感じ取れる一冊】
に公開『万葉集』入門に最適。フリガナ付きで朗読にも使え、時代背景や人間関係も詳説。古文嫌いでも「万葉集とは何か?」がわかる構成。
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【読書ログ】教えたくなる名短篇【人に勧めたくなる短編集】
に公開13作の名短編が感情のうねりを中和しまとめる一冊。読み手・書き手とも心に残る、日常にも応用できる表現力に溢れる本。
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【読書ログ】レイシズム【レイシズムに根拠はあるのか?】
に公開本書はレイシズムの根幹をなすのは科学ではなく政治という部分を中心に、歴史や人種観、差別の本質まで考察する内容です。
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【読書ログ】「考える頭」のつくり方【必見! 自分の頭で考えるための冴えた方法】
に公開スマホで有益な情報を調べられる時代、「調べる」だけでは超えられない課題に「考える」ことで挑む。行動こそ知恵につながる一冊。
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【読書ログ】10万円から始める! 小型株集中投資で1億円【少額投資の方法を学ぶならこの一冊】
に公開本書は、少額投資で大きいリターンを得るための銘柄の選び方をチェックリスト形式で理解していく構成となっています。『株式投資ってよくわかんなくてなんか怖い……』 と思っている人でも、まずは10万円からなら遊び感覚で投資の場に参加することも可能なので、本書で書かれているチェックリストを辿りながら場馴れしていくのもよいのではないでしょうか?
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【読書ログ】めざせ「億り人」!マンガでわかる最強の株入門【投資初心者におすすめの一冊】
に公開本書は、テレビ番組に出ていた億トレーダーに惹かれたヒロイン・倉森琴音が、SNSで知り合った仲間たちの助言を聞きながらトレーダーとして成長していく物語です。板情報の見方や基本的なチャートの読み方等々、株式投資の勘所をマンガ仕立てのエピソードを交えておさえることができるので、純粋に知識をつめるタイプの本よりも一つ一つの用語を理解しやすく、実際に株式投資を始める上で手元に置いておくと安心できる一冊です。
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【読書ログ】超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける (五百田達成の話し方シリーズ)【雑談力を鍛えるならこの一冊】
に公開雑談とは何か、様々なシチュエーションでの具体的な雑談術が身につく一冊。
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【読書ログ】「神国」日本 記紀から中世、そしてナショナリズムへ【神国思想の本質に迫る】
に公開本書は、誰しもが聞いたことがあるようで、それでいてその内容については深く考えられてこなかったこのイデオロギーの意義を、神々の変遷から始まり、神国思想の今後について語ることで綿密に描写しています。
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【読書ログ】マルドゥック・スクランブル the first compression-圧縮【その少女は、愛に飢え、愛を知り、愛を与す】
に公開愛に飢え、愛を知り、愛を与す少女の物語である本作。孤独/憎悪/渇望⇒自由。息をつかせぬほど高度な心理戦。むき出しの精神世界、脳髄を揺さぶる言葉の暴力……バロットの名を冠する少女が、未熟ながらも相棒たちと共に外殻を破ろうと試みる様は圧巻——
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【読書ログ】読んでいない本について堂々と語る方法【良い読書=自身との対話】
に公開『「読んでいない本について堂々と語る方法」......? って、本を読んでいないという行為自体が自信の無さにつながりかねないんだから堂々もくそもないやろ』それは、書店でこの本のタイトルを見たときに受けた初めの印象でした。しかしながら、ここまではっきりと〇〇方法とか明言しているからには、読書について新しい視点をもたらしてくれるのではないかという期待を抱かずにはいられないな(池田ァ! 感)ってなったので、一抹の不安と共に購入。
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【読書ログ】人類5000年史1【人類の歩みを追体験できる良書】
に公開第1章 文字が生まれるまで この目次を見た瞬間、購入を即決。この書籍の人類史の本流に迫ろうとする熱意、ひいては、そのドラマチックさを演出させようとする気概を感じずにはいられませんでした。
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【読書ログ】本を読む本【質の高い読書をするために必要な技術】
に公開読書とは、その質を高めるという前提条件において、自分の読み方が本当に正しいかどうか反応の返ってこない教師なし学習が求められます。ゆえに、読み方一つとっても、乱読か、はたまた精読か、ジャンルでも、教養書か、それとも小説か、によって、玉石混交とした読書法が存在することは想像に難くないでしょう。
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【読書ログ】SF飯:宇宙港デルタ3の食料事情【若旦那の奮闘を応援せずにはいられない】
に公開本作は、辺境の地に佇む大衆食堂<このみ屋>の娘ーこのみと、無味乾燥とした食事を「美味しいものの記憶」を頼りに改良していこうとする主人公ー若旦那たちの奮闘記です。
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【読書ログ】新版 一生モノの勉強法【一生ものの勉強法が学べる】
に公開「好きなことで生きていく」という言葉が、その字面通りに解釈されている昨今、忘れてはならない前提としては、「好きなこと」という意味合いに、必ずしも「やりたいことだけ」という要素が含有されてないということです。
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【読書ログ】空の境界(上)【紡ぎだすは二面性の影】
に公開新伝綺の旗印として確固たる地位を築いている本作。無機、有機問わず、「活きている」ものの死の要因を読み取り、干渉可能な現象として視認する能力である「直死の魔眼」や「魔術」など、出てくる用語もさることながら、言葉遣いがやたらかっこいいのである。
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【読書ログ】「伝える」ことと「伝わる」こと【働き方改革】
に公開昨今、「働くこと」に関する認識が大きな変遷を迎えています。「ハレ」と「ケ」という言葉があるように、元来、「働くこと」は、「ケ」に対応する地味なものと捉えられてきましたが、人工知能の発展と共に、「ハレ」の部分が押し出されるようになってきているのです。
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【読書ログ】失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!【失敗することは悪いことではない】
に公開偉人たちの失敗エピソードを通じて、チャレンジの大切さと成長の素晴らしさを学べる一冊。
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【読書ログ】まどろみバーメイド(1)【お酒の数だけドラマがある】
に公開本作は、屋台でバーを営む女性バーテンダーと、彼女を取り巻くバーメイドたちの物語。
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【読書ログ】「思春期を考える」ことについて【思春期を何事もなく過ごすむつかしさ】
に公開本書は、思春期を何事もなく超えることのむつかしさ、ならびに、その時期の過ごし方を著者の臨床体験を踏まえて述べています。思春期という、言わば、踊り場のない現代社会へのレールを踏みかねない時期を生き抜く上で、 ゆとりをもつことが大事という見識は、思春期の精神失調に対する治療的側面だけにとどまらず、「働き文化」に参入する大人にも適用できるのでしょう。
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【読書ログ】ジョゼと虎と魚たち【恋愛小説の金字塔】
に公開本作は、第50回芥川賞を受賞した田辺聖子さんの恋愛短編集であり、表題の『ジョゼと虎と魚たち』(以降、『ジョゼ』と呼称)は、2020年の12月25日に、アニメ映画としても公開されています。田辺聖子さんならではの方言文学の粋をつめた本作は、恋愛小説の金字塔として現代でも読まれるべき至高の一冊です。
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【読書ログ】哲学と宗教全史【哲学することの楽しさを歴史から学べる一冊】
に公開著者である出口治明氏には不思議な魅力がある。著作の一つ一つがサヴァン的な熱量・濃度で描かれている一方で、偏執的なまでに特定のジャンルに固執する訳ではなく、膨大な資料に裏付けられた知識を淡々と理路整然に描き切る。それはまるで、\"文系と理系の交差点に立てる人にこそ大きな価値がある\"と語ったポラロイド社のエドウィン・ランドに憧れを抱いたジョブズのような文理横断型の人物でして、まさしく、彼と同じくビジネスパーソンだ。世界初のインターネット生保であるライフネット生命のファウンダーで、立命館アジア太平洋大学(APU)の学長を務めている出口氏。