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5月 3
4月 2
  • 【読書ログ】時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん(1)【自分の弱さと向き合う物語】

    に公開

    本作は、虚勢を張ることで気高く振る舞おうとするヒロイン:アリサ・ミハイロヴナ・九条(以下、アリサと呼称)と、そんな彼女とは正反対に、無気力やれやれ系主人公:久世政近(以下、政近も呼称)の2人を中心に進行する物語です。『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョンや、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の八幡しかり、このようなやれやれ系主人公たちは、ここぞというときに遺憾無く力を発揮するものですが、本作もその例に漏れず、アリサの出くわす困難に対して最適解を繰り出します。

  • 【読書ログ】新約聖書 福音書 2023年4月【読み手ごとの「イエス」を発見する】

    に公開

    キリスト教の聖典である『新約聖書』には、「マタイによる福音書」「マルコによる福音書」「ルカによる福音書」「ヨハネによる福音書」と、四つの文章が存在します。これらはひとつにまとまり「福音書」としてイエスの生涯について記しています。それぞれイエスがどのように生き、何を語ったのか、あるいは語らずに体現したのかを描いていますが、本書はこの福音書を通して、イエスという人間の軌跡をトレースすることを目的としています。

2月 1
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2022 42
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3月 6
2月 4
  • 【読書ログ】アイヌ神謡集【美しい言葉の数々】

    に公開

    本書は、アイヌ民族のなかで口伝えに継承されていた神謡13篇が編まれた作りとなっています。言葉の節々から感じ取ることができる、やわらかさや、いきいきとした文体、韻の踏み方は、読むものにアイヌの息吹を吹き込む詩才に満ちあふれており、また、自然崇拝や勧善懲悪といった人としての道徳観を兼ね揃えた啓発書としての一面も覗かせています。

  • 【読書ログ】脳はなぜ「心」を作ったのか【心がすっと救われた一冊】

    に公開

    脳をどのように考えるか、おそらく現代社会において一番しっくりくる見方としては、脳を**制御系**の一部として捉えることです。脳の一方に何かしらの情報が入力されると、他方で出力される。**入力と出力の調整部としての機能を持つのが脳である**。こう考えるとわかりやすいでしょう。

  • 【読書ログ】『論語』がわかれば日本がわかる【日本人「らしさ」の源泉に迫る】

    に公開

    「らしさ」という言葉は、様々な用語にくっついてその意味を規定します。具体的には、自分「らしさ」、子供「らしさ」、確か「らしさ」、こういった具合に活躍することが得意なのです。しかしながら、ものの見事にもっともらしいことを簡潔に述べてくれる「らしさ」の便利さは、その実、日常的に蔓延る「らしさ」のバーゲンセールを生み出し、その実態について対して深く考える機会を容易に奪い去ることもあります。

  • 【読書ログ】眼球綺譚【「魂の在り方」を考えさせられた一冊】

    に公開

    目を背けたくなるほどの狂気、胃の奥底からこみあげてくる酸っぱいものを我慢して読み進める。

1月 2
  • 【読書ログ】同志少女よ、敵を撃て【明鏡止水へと至る径を辿れる一冊】

    に公開

    戦争を主体とするテーマを取り扱う場合、人々の関心が戦果を上げた『英雄』へと注がれるのは想像にかたくないでしょう。いかに彼/彼女が勇猛果敢で智略縦横に戦場を駆け巡り、そして、戦果を収めることができたのか。それらの歴史からは現代にも通ずる知恵や、勇気を見出すことができるからです。

  • 【読書ログ】幸福論(アラン)【読み物としての哲学】

    に公開

    軽妙な語り口から挙げられる幸福にまつわる具体例の数々は、哲学書としては異質な**読みやすい**読み物としての機能を十二分に発揮させており、小難しい論理を自身の力で紐解いていくという**哲学の王道**から大いに反しているのが本書のキモ。

2021 38
9月 2
7月 1
6月 7
5月 5
4月 22
1月 1
  • 【読書ログ】哲学と宗教全史【哲学することの楽しさを歴史から学べる一冊】

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    著者である出口治明氏には不思議な魅力がある。著作の一つ一つがサヴァン的な熱量・濃度で描かれている一方で、偏執的なまでに特定のジャンルに固執する訳ではなく、膨大な資料に裏付けられた知識を淡々と理路整然に描き切る。それはまるで、\"文系と理系の交差点に立てる人にこそ大きな価値がある\"と語ったポラロイド社のエドウィン・ランドに憧れを抱いたジョブズのような文理横断型の人物でして、まさしく、彼と同じくビジネスパーソンだ。世界初のインターネット生保であるライフネット生命のファウンダーで、立命館アジア太平洋大学(APU)の学長を務めている出口氏。