明日の世界が君に優しくありますように

前回、汐見夏衛さんの『真夜中の底で君を待つ』を読んだ時、わたしの中にすごく響く言葉を紡いでくれる方だなぁと思ったので、今回も汐見夏衛さんの著作を読んでみました🥰

あいもかわらず、パッケージがかわいい❤️

軽いネタバレ要素を含みます

 

 

 

 

本作は、あることがきっかけで誰も信じられなくなっていた白瀬真波が、高校進学を機に祖父母の家がある『鳥浦(ど田舎)』に引っ越したところから始まる物語。

自分本位で、疑心暗鬼で、相手の言葉の裏をいつも考えてしまう真波にとって、同じ家に下宿しているまっすぐな男の子美山漣や優しすぎる祖父母の存在は、鬱陶しくて、なにもかもうまくいかない。だけど、喫茶店の店長優海に出会い、心の拠り所をみつけた真波は少しずつ前に進み始める。そんな矢先、堅物な真波の父親が年頃の男女が同じ家に住んでいることを知り、無理やり「うちに戻ってきなさい」と話を進める。これから頑張ろうと思っていたからこそ自暴自棄になった真波だったが、漣のまっすぐな思いに触れ、秘め続けていた思いを始めて吐露する……。

何もかも順風満帆にいくと思われたが、ひょんなことから漣が別人のようにふさぎこんでしまう。

真波は自分を救ってくれた漣のために奔走し、そして、ある真実に辿り着く——

前回、汐見夏衛さんの作品を読んでいたおかげか、ところどころに散りばめられていた伏線の入り方で『こんな展開になるのかなー→ウンウン』っていうのをくっきりイメージしながら読むことができ、すっごいスッと入っていけた☺️

基本、同じ著者の方を一気に読み通さずに色々な著者の方を並行して読み進める読書方法をとっていたので(飽きっぽい😅)、より深く著者の世界観に入っていくには同じ著作を一気に読み進めるのも重要なんだなーと教えていただけた😊

そのおかげで、特に今作では人の優しさに気づけるかどうかが重要なんだなーって強く気付かされました🥰

心に余裕を持てることが大人になることなのかな、と思ったり😎

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