タグ: 読書
"読書"タグのついた投稿一覧です。
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【読書ログ】マルドゥック・スクランブル the first compression-圧縮【その少女は、愛に飢え、愛を知り、愛を与す】
に公開愛に飢え、愛を知り、愛を与す少女の物語である本作。孤独/憎悪/渇望⇒自由。息をつかせぬほど高度な心理戦。むき出しの精神世界、脳髄を揺さぶる言葉の暴力……バロットの名を冠する少女が、未熟ながらも相棒たちと共に外殻を破ろうと試みる様は圧巻——
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【読書ログ】読んでいない本について堂々と語る方法【良い読書=自身との対話】
に公開『「読んでいない本について堂々と語る方法」......? って、本を読んでいないという行為自体が自信の無さにつながりかねないんだから堂々もくそもないやろ』それは、書店でこの本のタイトルを見たときに受けた初めの印象でした。しかしながら、ここまではっきりと〇〇方法とか明言しているからには、読書について新しい視点をもたらしてくれるのではないかという期待を抱かずにはいられないな(池田ァ! 感)ってなったので、一抹の不安と共に購入。
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【読書ログ】人類5000年史1【人類の歩みを追体験できる良書】
に公開第1章 文字が生まれるまで この目次を見た瞬間、購入を即決。この書籍の人類史の本流に迫ろうとする熱意、ひいては、そのドラマチックさを演出させようとする気概を感じずにはいられませんでした。
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【読書ログ】本を読む本【質の高い読書をするために必要な技術】
に公開読書とは、その質を高めるという前提条件において、自分の読み方が本当に正しいかどうか反応の返ってこない教師なし学習が求められます。ゆえに、読み方一つとっても、乱読か、はたまた精読か、ジャンルでも、教養書か、それとも小説か、によって、玉石混交とした読書法が存在することは想像に難くないでしょう。
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【読書ログ】SF飯:宇宙港デルタ3の食料事情【若旦那の奮闘を応援せずにはいられない】
に公開本作は、辺境の地に佇む大衆食堂<このみ屋>の娘ーこのみと、無味乾燥とした食事を「美味しいものの記憶」を頼りに改良していこうとする主人公ー若旦那たちの奮闘記です。
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【読書ログ】新版 一生モノの勉強法【一生ものの勉強法が学べる】
に公開「好きなことで生きていく」という言葉が、その字面通りに解釈されている昨今、忘れてはならない前提としては、「好きなこと」という意味合いに、必ずしも「やりたいことだけ」という要素が含有されてないということです。
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【読書ログ】空の境界(上)【紡ぎだすは二面性の影】
に公開新伝綺の旗印として確固たる地位を築いている本作。無機、有機問わず、「活きている」ものの死の要因を読み取り、干渉可能な現象として視認する能力である「直死の魔眼」や「魔術」など、出てくる用語もさることながら、言葉遣いがやたらかっこいいのである。
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【読書ログ】「伝える」ことと「伝わる」こと【働き方改革】
に公開昨今、「働くこと」に関する認識が大きな変遷を迎えています。「ハレ」と「ケ」という言葉があるように、元来、「働くこと」は、「ケ」に対応する地味なものと捉えられてきましたが、人工知能の発展と共に、「ハレ」の部分が押し出されるようになってきているのです。
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【読書ログ】失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!【失敗することは悪いことではない】
に公開偉人たちの失敗エピソードを通じて、チャレンジの大切さと成長の素晴らしさを学べる一冊。
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【読書ログ】まどろみバーメイド(1)【お酒の数だけドラマがある】
に公開本作は、屋台でバーを営む女性バーテンダーと、彼女を取り巻くバーメイドたちの物語。
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【読書ログ】「思春期を考える」ことについて【思春期を何事もなく過ごすむつかしさ】
に公開本書は、思春期を何事もなく超えることのむつかしさ、ならびに、その時期の過ごし方を著者の臨床体験を踏まえて述べています。思春期という、言わば、踊り場のない現代社会へのレールを踏みかねない時期を生き抜く上で、 ゆとりをもつことが大事という見識は、思春期の精神失調に対する治療的側面だけにとどまらず、「働き文化」に参入する大人にも適用できるのでしょう。
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【読書ログ】ジョゼと虎と魚たち【恋愛小説の金字塔】
に公開本作は、第50回芥川賞を受賞した田辺聖子さんの恋愛短編集であり、表題の『ジョゼと虎と魚たち』(以降、『ジョゼ』と呼称)は、2020年の12月25日に、アニメ映画としても公開されています。田辺聖子さんならではの方言文学の粋をつめた本作は、恋愛小説の金字塔として現代でも読まれるべき至高の一冊です。
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【読書ログ】哲学と宗教全史【哲学することの楽しさを歴史から学べる一冊】
に公開著者である出口治明氏には不思議な魅力がある。著作の一つ一つがサヴァン的な熱量・濃度で描かれている一方で、偏執的なまでに特定のジャンルに固執する訳ではなく、膨大な資料に裏付けられた知識を淡々と理路整然に描き切る。それはまるで、\"文系と理系の交差点に立てる人にこそ大きな価値がある\"と語ったポラロイド社のエドウィン・ランドに憧れを抱いたジョブズのような文理横断型の人物でして、まさしく、彼と同じくビジネスパーソンだ。世界初のインターネット生保であるライフネット生命のファウンダーで、立命館アジア太平洋大学(APU)の学長を務めている出口氏。