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目次
1. つぶやき
家近くの古本屋、店内レイアウトが変更になった影響で外国文学コーナーが縮小されてしまいました。海外SFを読めないのはけっこうつらい。逆に、ミステリーの棚は増えていたので、そっちのジャンルに手を出すいい機会なのかもしれません。
2. 時事ネタオピニオン
【2】“スマホ世代”の読書離れ?「本を読まない」子どもが10年で1.5倍に増加【ベネッセコーポレーション調べ】
《概要》
ベネッセコーポレーションの「ベネッセ教育総合研究所」は、「子どもの読書離れ」に関する調査結果を発表した。
《解説》
スマホでの情報取得(SNS・動画・検索など)は、短時間で多くの刺激を処理する瞬発的な集中を必要とする。1つの投稿や動画に対して瞬時に理解し、反応し、次に移る。この繰り返しは、いわば「100メートル走」を何本もこなすようなもの。この過程で養われるのは、「判断の速さ」「切り替えの早さ」「多様な情報を並列処理する能力」といった短期的な思考筋力だ。一方で、読書は長時間にわたって一つの物語や論理展開を追う「持久的集中力」を要する。これはマラソンのように、「ペースを保ちながら、段階的に理解を深める」ものだ。登場人物の心情や論理の展開を追うことで、「因果関係の理解力」「文脈の読解力」「想像力」が鍛えられる。スマホと読書はどちらにも利点があり、一概にスマホが悪いという論説になるのは避ける必要があるだろう。
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【1】【独自】クマ対策での自衛隊派遣 秋田県知事の要請あれば防衛省は派遣の方向で調整
《概要》
クマ被害が多発する秋田県の鈴木知事は26日、自身のインスタグラムで「自衛隊派遣の検討を要望すべく調整している」と表明した。
《解説》
クマが人里に頻出している状況下では、高齢者・屋外作業者・通学などへのリスクが高まる。自衛隊のような即応組織が関与できないと、こうした被害を防ぐための抑止力が弱くなる。クマの銃撃は含まれないとみられているとのことで、この辺りがどうなるかが気になるところ。